当院の乳腺外科の特長

当院では、常勤の日本乳癌学会の乳腺専門医と、3名のマンモグラフィ読影認定医による充実した検診・診療体制をとっています。
また、最新の知見に基づいた診断・手術、さらに世界標準のホルモン療法や、抗がん剤などによる薬物療法を、それぞれの患者さまの症状やご希望・ライフスタイルに合わせて、十分に相談しながら責任をもって最適な治療を行っています。

ピンクリボンアドバイザー

当院には、NPO法人乳房健康研究会が実施している認定試験に合格した女性アドバイザーが2名在籍しています。
今や日本人女性の11人に1人が乳がんになるといわれる時代。
乳がんについて正しい知識を持って、まわりの人の乳がん検診受診のきっかけをつくる活動を行っています。

目次

早期発見・早期治療への取り組み

乳がんは、女性のかかるがんのうちで約20%を占めており、30代から増え始め、40代後半から50代前半の世代が最もかかりやすいがんです。
現在、30歳~64歳の女性のがんによる死亡原因のトップになっています。
また、最近では、比較的若い世代での増加が目立っていますが、閉経後の罹患も多く見られます。

しかし、定期的に検診を受け、早期のうちに発見し、適切に治療することができれば、良好な経過が期待できる時代になってきました。
20代で患う人もいますので、若い頃から関心を持つことが大切です。
定期的にがん検診を受診して、早期発見の機会を逃さないようにしましょう。

乳がん検診で「要検査」となった方へ

乳腺の病気は、乳がんだけではなく、乳腺症や線維腺腫などの良性乳腺腫瘍もありますが、決して自己判断をしてはいけません。
ご自身で乳房にしこりを感じる方、あるいは乳がん検診で精密検査が必要と言われた方は、必ず乳腺の精密検査を受けることが必要です。

診察の曜日や時間など、ご不明な点はお電話でお問い合わせください。

※当院は、日本乳癌学会の乳がん検査の「精密検査実施機関基準」の条件を満たしています。

乳がんの治療について

当院では、診断から治療(手術・薬物療法など)まで、一貫して担当専門医が行っています。
それぞれの患者さまの病状(進行度や組織のタイプ)にあわせて、手術方法や薬物療法を患者さまと相談しながら最も適切と思われる治療を行っています。
またホルモン剤や抗がん剤などの薬物療法は、日本乳癌学会・海外のガイドラインに沿った世界標準の治療を行っており、手術前の薬物療法や手術後の薬物療法など幅広く対応できるように、外来化学療法室や検査室など医療設備の環境も整えています。
また、形成外科と連携して、乳癌手術と同時に切除された乳房を、同時に再建する一期的乳房再建手術も行っています。

遺伝子診断について

乳がんの中には「遺伝性乳がん・卵巣がん症候群」と呼ばれるものがあります。
遺伝子を検査して調べることができるようになりましたので、詳しくは外来でご相談ください。

支援・連携体制について

当院では、兵庫医科大学病院、神戸大学附属病院、兵庫県立がんセンターなどのがん診療連携拠点病院とも連携しています。
他の医療機関へのご紹介や、他の医療機関からの外来受診および入院についてのご相談にも応じておりますので、遠慮なくご相談ください。

医師の紹介

副院長

西藤 勝(さいとう まさる)Masaru SAITO

卒業年
1996年(平成8年)卒
診療担当/専門領域
乳腺外科/外科
専門医・認定医など
  • 日本乳癌学会専門医
  • マンモグラフィ検診精度管理中央委員会 A評価読影認定
  • 日本外科学会専門医・指導医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
  • 日本がん治療認定医機構 暫定教育医
  • 新リンパ浮腫研修修了
  • 医学博士

診療時間について

乳腺外科の診察表です。
※受付時間は【午前診】8:30~11:45、【夜間診】16:30~19:00です。

 
午前診

9:0012:00

受付8:3011:45

- 西藤 西藤 - 西藤 -
午後診

14:0016:00

(予約制)

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夜間診

17:0019:00

受付16:3018:45

- - 西藤 - - -

診察の曜日や時間など、ご不明な点はお電話でお問い合わせください。

TEL078-974-1117(外来担当看護師まで)

外来がん薬物療法の病診薬連携について

当院では、より質の高いがん薬物療法の実施を目指して、かかりつけ医療機関または保険薬局と必要情報の共有を行っています。
そのため、当院ではトレーシングレポート(服薬情報提供書)を用意しております。 以下の運用手順をご確認の上、ご対応ください。

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